Ryosuke Home Degu Home English version Japanese version

4. 魚竜類の食性

化石に残された胃の内容物から、我々は魚竜類が何を食べていたのかを知ることができます。残念ながら全ての化石に胃の内容物が保存されている訳ではありませんから、食性が分かっているのは幾つかのサカナ型魚竜類についてだけです。

1853年にはすでに、魚竜化石のおなかのあたりに不思議な構造物が認められることが知られていました(下図)。これを記載したコールズは当初これらが魚竜類のウロコなのではないかと考えましたが、後の学者によってその正体はイカのような二鰓類の頭足類(ベレムナイトなど)の鉤爪であることが分かりました。

それ以降、魚竜類の胃の内容物は幾度かにわたって研究され、今ではこれらの動物の多くがイカのような頭足類に偏った食性を持っていたことが分かっています。例えば、テムノドントサウルスという体長10メートルにもなるようなジュラ紀の魚竜類でも、その主なえさは二鰓類の頭足類でした(もちろん、大きな脊椎動物を食することも、たまには有ったでしょう)。頭足類以外に、魚竜類はサカナなどの海生動物を食べていたことが知られています。

手短に言えば、サカナ型魚竜類の多くは現生のクジラ類の一部のようにイカ食でした。

前のページ | 次のページ

Ryosuke Home Degu Home Email the author English version Japanese version

Last updated on November 15, 2000