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2-1. 魚竜類の鰭脚

最初の魚竜類でさえ、既に四肢が鰭のような外形へと変化していました。こういった器官にはいろいろ呼び方がありますが、ここでは鰭脚(ひれあし)という言葉を使いたいと思います。

魚竜類の鰭脚は遊泳中にからだのバランスを保ったり、方向を微調整するのに使われたと考えられます。一部の魚竜類が鰭脚を使って漕ぐようにして泳いでいたのではないかという学説も一時期有りましたが、そういう動き方をする動物に比べて肩帯や腰帯が大変小さく、上腕骨・大腿骨も短いことから、あまり有りそうな話ではないと思われます。

魚竜類の進化に伴って、四肢の骨格は大幅に変わりました。魚竜類の系統図に沿って鰭脚の骨格をならべていくことで、その変化がどのような道順をたどったかが大体分かります(上図)。

魚竜類の前肢骨格がどのように進化したかについて、次のような観察が可能です:(1)前腕の骨は進化とともに短くなる傾向に有った;(2)指骨も同じ傾向が有り、終いには円盤状になった;(3)指骨の数は進化初期から増える傾向にあった;(4)ある時点で親指がなくなり、その後で前後に新しい指が形成された。

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Last updated on November 15, 2000