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1. イントロダクション

典型的な魚竜は下の写真のような形をしていました。


そう、まさにサカナのような形です。しかし、魚竜類はこれっぽっちもサカナではありませんでした。かれらがトカゲ、ヘビ、ワニ、カメなどと同じく爬虫類だったことは頭や四肢の特徴から明らかです。ちなみに、サカナ型の動物は哺乳類にも知られています(イルカ・クジラの仲間)。

魚竜類が海を泳いでいたのは中生代と呼ばれる時代で、陸には恐竜類が栄えていました。正確には、魚竜類は恐竜類よりも少し早く現れ(2億5千万年前対2億3千万年前) 、やはり少し早く絶滅しました(9千万年前対6千5百万年前)

最初の魚竜は日本、中国、カナダ、スピッツベルゲン、そしておそらくタイの下部三畳系から知られています。これら初期の魚竜類はサカナ型ではありませんでした。むしろ、トカゲに鰭が生えたような形をしていたのです(下図:鰭脚は別の標本のもの)。


魚竜類ははじめのうちから急速に多様化しました。幾つかの体型デザインが三畳紀の初期および中期に現れたのです。込み入った進化のパターンを単純化してみると、魚竜類はトカゲ型からサカナ型へと進化した、と概観することが出来ます(下図)。

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Last updated on November 15, 2000